背景制作について! - 2018年09月14日
皆様こんばんは!
matatabiの豌豆まめ丸です。
今回もブログが1日遅れてしまい申し訳ありません。
前回に引き続き、今回もピンチヒッターでブログを担当させていただきます。

夏も終わり、そろそろ秋も近づいてきましたね。
秋といったら秋の味覚が楽しみになってきます。
フルーツなどもいいですが、私は秋刀魚がすごく好きなので秋刀魚が食べたいです。

それではブログにまいりましょう!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++
雑誌掲載情報
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
9月20日発売の「B's-LOG」様に『神凪ノ杜』の記事を掲載していただきます。
豌豆まめ丸描き下ろしイラスト&朝比奈夏樹さん書き下ろしSSは式妖の高耶です。
高耶視点のSSでは、式妖として生きる二人の姿を見ることができます!

また、イベントCGとともに、雨月村で数百年前から行われている灯篭流しのお祭りを特集していただいております。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『神凪ノ杜』公式サイト更新!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
画廊」ページの龍神奇譚にイベントCGを2点追加しました。
また、同じく「画廊」の描き下ろしに旭の描き下ろしイラストを追加しました。
ぜひ、チェックしてみてくださいね!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『神凪ノ杜』の背景制作について
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今回は、ゲームの世界観を演出するうえで欠かせない背景制作についてお話したいと思います。

神凪ノ杜はノスタルジックなイメージを大きなテーマにしていますので、
背景もノスタルジックなしっとりとした空気感を大切にして制作しております。
実は、私も少しだけ背景のデザインをお手伝いさせていただいたので、その中から1枚の工程をご紹介します!

①デザイン
まずは、世界観や登場するシーンを考えながらデザインを考えていきます。
今回ご紹介する『南条家の廊下』は特定のシーンに登場するものではなく、使用頻度の高い背景になります。
南条家は日本の広い屋敷という設定でしたが、前作の『空蝉の廻』が純和風の屋敷だったこともあり、
レトロな印象の屋敷になりました。

ImageData

ずらりと並ぶガラス戸や可愛らしい照明っていいですよね……!
デザインの時点では、床を畳にするか絨毯にするか迷っていたのですが、絨毯で提出しました。
畳にしていたらもう少し古風な印象になっていたかもしれませんね。

②線画
デザインのチェックが通ったら、次は作画の人に発注します。
社外の外注さんに依頼する場合や社内のスタッフが制作する場合もあります。
今回は、外注さんに依頼して制作していただいております。
届いた線画がこちら。

ImageData

細かい……!
いや、デザインしたのは私なのですが……
いつも細部まで汲み取ってくださり、とてもありがたいです。

③彩色
線画を彩色していただき、届いたのがこちらです。

ImageData

あの細かい線画だけあって、彩色も細部まで綺麗に塗っていただいています。
余談ですが、障子戸の紙にうっすらと見える枠のシルエットが好きです。
障子ならではの表現ですよね。

④仕上げ
彩色されたデータに更に効果をかけ、作品のイメージに統一するのが仕上げです。
『神凪ノ杜』で背景の仕上げを担当してくださっているのは、前作の『空蝉の廻』で原画を担当されたPURUさんです。
PURUさんは、他にも背景デザインや差分の制作も担当されています。
そして、PURUさんの手によって仕上がった背景がこちら。

ImageData

神凪らしい落ち着いた印象で、ほんのりと外からの光を感じますね。

⑤差分
ゲームには、時間帯や物が追加されたりなど、背景には差分が必要不可欠です。
神凪では、時間帯以外にもテーマの1つでもある雨の差分もあります。
そんな差分がこちら!

ImageData

窓の向こうから射す夕日の光や夜の窓に映った映り込み、ガラスに流れる雨粒など、
PURUさんのこだわりが光っています!

いかがでしたでしょうか?
1枚の背景でも、何人もの人が制作に関わっていますよね。
一人ひとりが、こだわりを持って制作にあたっておりますので、ぜひ背景の細部のこだわりも感じてみてくださいね!

それでは、本日のブログはこの辺りで失礼いたします!
急に涼しくなったりしていますので、寒暖差で体調を崩されないようにお気をつけてお過ごしくださいませ!

ImageData
お知らせ | 2018年09月14日 (23:03)
©Matatabi